ご挨拶
腎臓内科として、慢性腎臓病や腎炎症候群の精査、治療を行っています。特に慢性腎臓病は今のところ完治させる治療法が無く、進行を抑制するためには薬物療法のみでなく食事療法や生活改善が必要です。当科では慢性腎臓病を入院、外来でサポートする体制があります。慢性腎臓病の進行を抑えるため、コメディカルと共に頑張っていきたいと思っています。
また、リウマチ・膠原病診療にも力を入れています。関節が痛い、指先が白くなる、よく分からない熱が続くなどと言った症状がございましたら、かかりつけ医に御相談の上、一度受診下さい。
診療内容
腎炎症候群やネフローゼ症候群に対して、腎生検を行い診断をつけ、必要の応じてステロイドや免疫抑制剤による治療を行っています。
慢性腎臓病に対しては、医師だけでなく看護師、栄養士、薬剤師なども関わって、進行を防ぐための食事療法や生活改善をサポートしていきます。教育入院も行っています。
関節リウマチに対して、診断、メトトレキサートなどの免疫抑制剤、生物学的製剤（注射）やJAK阻害薬（飲み薬）などによる治療を行っています。
他の膠原病（全身性エリテマトーデス、筋炎、血管炎症候群など）に対して、ステロイドや免疫抑制剤による治療を行っています。
主な疾患
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腎疾患
腎炎症候群：IgA腎症などの慢性糸球体腎炎、間質性腎炎、血管炎などによる急速進行性腎炎症候群など
ネフローゼ症候群：微小変化型ネフローゼ、膜性腎症など
慢性腎臓病：糖尿病性腎症、腎硬化症など
透析治療：急性腎傷害時の緊急透析。腹膜透析、血液透析（導入後は近隣の血液透析を行っている病院へ御紹介します）など。腎移植についても相談にのります。
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リウマチ・膠原病
関節リウマチ、リウマチ性多発筋痛症
全身性エリテマトーデス、シェーグレン症候群、筋炎(皮膚筋炎/多発性筋炎)、血管炎症候群、IgG4関連疾患 など
当科の特長
- 慢性腎臓病の進行抑制に力を入れています。
- 透析治療については、血液透析のみならず腹膜透析も多く行っています。また在宅血液透析も行っております。
- 血漿交換など、透析以外の血液浄化療法にも対応しています。
- リウマチ・膠原病については、他科と連携して他臓器合併症のある関節リウマチや、全身の色々な臓器に影響の出る膠原病の診療もしています。
医師紹介
たに ゆきこ
谷 悠紀子
| 役職 | 医長 |
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| 専門分野 |
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| 資格 |
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かじ たかあき
加治 貴彰
| 役職 | 医長 |
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| 専門分野 |
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| 資格 |
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かさはら なつみ
笠原 菜摘
| 役職 | 医師 |
|---|---|
| 専門分野 |
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外来担当医表
| 月 | 火 | 水 | 木 | 金 |
|---|---|---|---|---|
| 谷悠 | 加治 | 谷悠 | 笠原 | 加治 |
診療実績
| 腎生検 | 26人/年 （2022年1月～2022年12月） |
|---|---|
| 慢性腎臓病サポート外来件数 | 353件/年 （2022年1月～2022年12月） |
| 透析導入 | 血液透析24人/年 腹膜透析2人/年 （2022年1月～2022年12月） |
| 他院の透析患者受け入れ | 75人/年 （2022年1月～2022年12月） |
| 生物学的製剤使用患者 | 46人 JAK阻害薬使用患者：5人 （2023年10月現在） |
連携病院・開業医の先生方へ
当科では慢性腎臓病に対して、教育入院やサポート外来と言った進行予防の取り組みを、多職種で行っています。慢性腎臓病の方をご紹介いただき、連携して診療に当たらせて頂けたら幸いです。また腎生検などの精査も行っております。慢性腎臓病早期の方、検尿異常のみの方でも、ぜひ一度御紹介下さい。
緊急透析への対応も行っておりますので、急な腎不全時もご連絡ください。
リウマチ、膠原病を疑う方もご相談ください。
今後とも腎疾患、リウマチ膠原病の診療に力を入れていきたいと思っておりますので、何卒程宜しくお願い申し上げます。